こんにちは。

ゼロスポ鍼灸整骨院小田原です。

 

皆さんは仕事中や日常生活の中で慢性的に痛みが出ていたり、

一定の動きで肩が辛いなどの肩関節への症状が出ていたりしませんか？

もしかしたらちょっとしたことで痛みや辛さが改善するかもしれません。

今回は肩関節に出る症状の原因と対処法についてお話していきます。

 

肩関節について

肩関節は股関節の次に可動域の大きい関節です。

股関節と共に球関節という形状に分類されています。

通常の関節は蝶番のような形をしていて同一方向にしか

動くことができません。球関節は関節を構成している骨が

臼とボールのような役割をしていて、臼の中をボールが転がるように

動くため、さまざまの方向へ動くことができます。

 

痛みの原因とは

 

肩に痛みが出る直接的な原因として、

関節の硬さと肩周りの筋肉の硬さが挙げられます。

 

関節の硬さについて

さまざまの方向へ動くことのできる肩関節ですが、

すべての動きで肩甲骨が関係しています。

肩甲骨には肩関節と連携して動く運動連鎖の役割があります。

肩甲骨が動かないことで肩の最大可動域が小さくなり、

無理に辛い状態で大きく動かそうとする為痛みが出てしまいます。

 

 

筋肉の硬さについて

 

ローテーターカフという肩の奥についている筋肉が重要になります。

ローテーターカフは過度な肩の動きを抑えることと、序盤の肩甲骨の動きで力を発揮します。

肩の動きは三角筋や大胸筋、広背筋といった筋肉がメインで動いています。

序盤は本来ならばローテーターカフが作用するため力を発揮せずとも動かすことができます。

ローテーターカフが作用しないとメインの筋肉を序盤から使うことになり、

力を発揮する場面が増え、使うこと増えることにより、硬くなりやすいのです。

硬くなった筋肉は縮んでいるため、最大可動域が狭くなり、無理に大きく

動かそうとするので肩に症状が出てしまうのです。

 

関節と筋肉の硬さは使いすぎや使わなすぎもありますが、

1番の原因としては姿勢の歪みがあります。

特に骨盤の角度は姿勢に大きく関係します。

 

骨盤が過度に前傾している場合は重心が前に傾くため、反り腰になりやすいです。

反り腰の状態だと常に背中や腰に力が加わります。

常に使っている状態となるので硬くなりやすく、硬い状態で

無理に肩を動かそうとするので痛みや動かしづらさが出てしまいます。

 

反対に骨盤が後傾していると重心が後ろに傾くため、猫背や巻き型になりやすいです。

猫背の場合背中が丸まることで常に背筋が伸ばされている状態となります。

背中が伸ばされている状態で肩を動かそうとするのは例えると、

伸びているゴムをさらに引き伸ばそうとしている状態なので

背中や肩により負担がかかり負傷しやすいです。

 

姿勢によって肩周りに負担が増えることはわかったと思います。

ではどのように対処すれば良いのか

重要なのは正しい姿勢の維持になります。

骨盤の角度は太ももの筋肉の硬さが原因のことが多いです。

太ももの前が硬いと骨盤は前に傾きやすく、反対に太ももの後ろの筋肉が硬いと

骨盤は後ろに傾きやすいです。太ももまわりの筋肉をストレッチしてあげると

硬さが取れやすく骨盤の位置も変わっていきます。

しかし体を支える筋肉であるインナーマッスルが使えていないと、

せっかく正しい位置にあった骨盤も戻りやすく、元通りになりやすいです。

そのため筋肉の硬さをとると同時に体幹のトレーニングが重要になります。

プランクはお家でもできるのでオススメです。

このように肩の症状は直接的な原因は肩周りかもしれませんが、

関節的な原因として姿勢や、太ももの筋肉の硬さにあるかもしれません。

一度自身の姿勢に目を向けてみてはいかがでしょうか？

 

当院では肩周りへの直接的な施術はもちろん、

骨盤矯正による姿勢改善、インナーマッスルの運動指導、

楽トレという機械を使ったインナーマッスルのトレーニングなどを行っております。

体の症状や姿勢が気になる方などおりましたら、お気軽にご連絡ください。

 

 

ゼロスポ 鍼灸・整骨院小田原　　スタッフ一同