こんにちは。

ゼロスポ鍼灸・整骨院小田原です。

 

皆さんは、肩こりだったり、肩の動きの悪さが気になったり、

肩周りに何か症状が出ていたりしませんか？

 

肩の疲れやすさ、動きづらさ、痛みなどの原因は、

肩甲骨がしっかり動いていないことにあるかもしれません。

今回は肩甲骨の動きの重要性について説明していこうと思います。

 

肩関節について

 

肩関節は一般的な呼び方で、本来の呼び方で肩甲上腕関節のことを肩関節と呼んでいます。

腕の骨である上腕骨が、肩甲骨にある受け皿のような窪みにはまることで

関節を形成しています。肩甲骨の窪みを、はまっている上腕骨が転がることで

関節に動きがでます。関節の動きを筋肉や靭帯で安定させて押さえています。

 

 

関節は様々な種類に分類され、中でも肩関節は球関節というものに分けられます。

球関節は肩関節の他に股関節があり、受け皿にはまりこんで転がるように

動く関節です。基本的な関節は蝶番のような形をしていて、同じ方向にしか

動くことはできません。球関節は前後.上下.左右と3方向で動くことができます。

 

 

本来であればとても可動域の大きい関節です。

肩関節の動きをスムーズにするために
肩甲骨と肋骨でできている関節の肩甲胸郭関節が重要になります。

肩甲胸郭関節には、二つの重要な役割があります。　
ひとつは肩甲上腕関節と連携して肩関節を動かす運動連鎖の役割があります。
もう一つに肩関節を安定させる機能があります。

 

 

肩関節の運動連鎖について

 

 

肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節には肩関節を動かすために連携しています。

連携して動くための重要な要素として肩甲上腕リズムというものがあります。
肩甲上腕リズムとは肩を上げる時、上腕骨と肩甲骨の動きが2:1で動いている
ことを表したものになります。

例えると肩を横に90°上げるとすると肩甲骨が30°、

上腕骨が60°動いて合計90°動いていることになります。

 

肩関節は本来180°動くことができます。

しかし、そのためには肩甲骨が60°動かなければ最大の可動域までは動かないことになります。

そのため、肩甲骨の動きが重要になっています。　

 

肩関節を安定させるには

 

肩関節の安定には、ローテーターカフと呼ばれる筋肉が重要になります。

ローテーターカフとは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という
四つの筋肉をまとめたものを言います。

 

 

ローテーターカフは、肩の深部にある筋肉で、
上腕骨と肩甲骨についていて、
関節を抑えつけて安定させる役割を持っています。
そのため肩の過度な動きを抑えて、正しい動きへと修正しています。

 

ローテーターカフの重要さはこれだけではありません。
ローテーターカフは序盤の肩甲骨の動きに作用しています。

肩甲骨が動かなければ肩甲上腕関節により負担がかかりやすく、

痛みやこりの原因になりやすいです。

ローテーターカフが使えないと、肩関節の動きが安定しないことに加え
肩甲骨の動きが出ないため、背中など、他の筋肉で動きを負担します。

肩を動かさない為、固まりやすく、肩の症状が出やすいです。

なので肩周り、特にローテーターカフのトレーニングは重要になります。

 

ローテーターカフを鍛えるにはどうするか

 

 

ローテーターカフは、

　・肩を後ろに引く、
　・肩を捻る、
　・肩を外に開く　　　　　　と言った動きをするとトレーニングしやすいです。

 

ダンベルや水の入ったペットボトルなどを持って横向きで脇を閉めて肩を開いたり、
立った状態でダンベルを持ち下に手のひらを向け肩を横に開いたりしてトレーニングができます。
この時のポイントは重りを重すぎないようにすることがです。
重すぎると肩の表面に負荷がかかってしまい、

深部のトレーニングにならないので注意しましょう。

肩関節の安定とスムーズな動きによって、肩関節への負担を減らすことができ、

肩の症状の軽減、予防になります。ぜひトレーニングしましょう。

 

当院では、肩関節の動きをよくするための施術や、

ローテーターカフなど、肩周りの筋肉のトレーニング、

ストレッチの指導など行なっておりますので、

お困りの症状などございましたらお気軽にお声掛けください。