こんにちは。

ゼロスポ鍼灸整骨院小田原です。

 

 

今回脱臼について解説していきます。

 

・まず脱臼とは

 

関節が正常な位置から外れることを言います。

関節に力が加わった時、本来動かない方向へ動いてかされてしまい、その負荷に耐えられず関節周りの筋肉や靭帯を損傷してしまいます。

筋肉を損傷してしまうと痛みが出たり、思ったように力が入らなくなり思い通りに体が動かせなかったり、日常生活にも負担がかかります。

 

靭帯の損傷では痛みとともに関節がグラグラしたり不安定な状態になってしまい、ものを持ち上げたりする動作に安定感が無くなってしまいます。

 

外れたときには関節を構成する骨が異常な位置に移動してしまい、急な激しい痛みと共に腫れたり、本来の動きができなくなります。

また、中には骨折を一緒にしてしまっている場合もあったり、見た目では脱臼しているかわからないこともあったりと症状は様々です。

 

顎や肘などよく使う関節に起こりやすく、

特に肩関節は転倒したり、スポーツ中など肩を大きく

動かしたりすると脱臼しやすいです。

 

顎や肘がどういう時に脱臼を起こすのか。

顎が脱臼する時、口を大きく開けてしまった場合に脱臼を起こしやすいです。

一回外れてしまい、靭帯が緩んでしまっている人だと、食事の際に大きく開ける程度の動きでも脱臼を起こし、そのまま動かせなくなってしまいます。

 

肘の脱臼の場合、体幹に近い方の固定力が弱く、その方向に向かって肘が外れやすいです。

野球や、バレーなどオーバーハンド（上から下に腕を大きく動かすこと）

をした際に内側に負荷をかけてしまい脱臼をしやすいです！

一度起こしてしまうと、肘を固定する力が弱くなるため、重いものを持ち上げた時など安定が大事な動きが日常生活でも影響が出てきます！

 

その中でも、今回は肩関節について詳しく解説していきます！

肩関節とは、球関節と呼ばれる様々な動きができる関節になります！

前後、上下、左右、ぶん回しなど色々な動きに対応できる関節になりますが、筋肉と靭帯のみで支えられている関節になります。

安定感が乏しく、外れやすい、脱臼しやすい関節になります。

外からの衝撃に弱い構造になっています。

その中でも、正面に向かって外れやすい関節になります。

転倒や、野球で投球時に腕を振りかぶったとき、中にはハイタッチで脱臼をお+こした例もあります！！

脱臼を起こしてしまうと、肩関節にかかわる筋肉を動かしてしまうと痛みが生じてしまい力が入らなくなります。

肩を動かすだけでなく、二の腕を動かす筋肉も、肩関節を通っているため、手先以外の肩から腕全体で痛みが起きてしまい、動かせなくなります。

 

脱臼を起こしてしまった場合。

まずは早く、関節を正しい位置に戻す必要があります。

もちろん、関節を正しい位置に戻す「整復」は柔道整復師、または医師免許という国家資格を持った人のみが行えるものになります！

なので、病院、または整骨院の受診を早くしていただければと思います！

また、その間はなるべく安静にしていただき、温めないように気をつけてください。

 

脱臼のリハビリが遅れてしまったら

関節の不安定感が残ったり思い通りに動かせなくなる、

関節周りの筋力の低下など日常生活で必要な動作ができなくなるような

後遺症が残る場合があります。

 

どうしてこんな状態が残りやすいのか。

関節を支える筋肉が一回関節が外れることで、傷ついてしまっています。

その後、使えない状態が最低でも1ヶ月は続いてしまうため、その筋肉が劇的に弱くなってしまいます。

また、靭帯も自己修復能力がないため、一回傷ついてしまうとその状態から治らないです。

そのため、関節を脱臼した後は支える能力が2割程度まで落ちてしまっています。

その結果、動きを支えるだけの力がないため、動かそうとした時に外れやすい、動かせない。という状態に陥ってしまいます。

 

このように脱臼すると日常生活に大きな負担がかかります。

脱臼してしまった場合には、早急に検査、診断をして

治療した上で、元通り生活できるようトレーニングまで行う必要があります。

 

当院では傷の修復を早めるハイボルト治療という電気での治療や、関節を支える筋肉を鍛える事ができる楽トレなど、様々な機械や、国家資格を持った施術師がいます。

 

お困りの際はご連絡いただければと思います。