こんにちは

ゼロスポ鍼灸整骨院です。

今日は、姿勢が悪い人がついやってしまっていることの多い、悪い癖を紹介していこうと思います。

当てはまる人は、姿勢があまり良くない可能性がありますので、チェックしてみてください！

1、【椅子に浅く座っている】

これは家でゆっくりと過ごしている人に見られがちで、椅子の座面の前の方に座って、そのまま背もたれに寄りかかっている状態です。

これは何が悪いのかというと、座面の前に座っているのに背もたれに寄りかかると、腰部に空間ができて、背骨にも筋肉にも負担がかかってしまいます。

本人は、楽な感覚があるのですが、実際に体としては負担がかかり、結果的に痛みが出やすい状態になってしまいます。

出来る限り、座面に深く腰掛けて、背もたれに背中全体が接するように座ってあげることが良いでしょう。

2、【しゃがむ時に下半身が使えていない】

これもよくある事例で、本来であればしゃがむ時は、股関節や膝関節など下半身全体で踏ん張りながら昇降するべきですが、腰を曲げ伸ばしするのみで体勢を低くする人がとても多く、その方法だと腰を痛める可能性が高まります。

また、下半身で踏ん張ることができなくなってくると、上半身で力みながら動作を行いがちで、肩や首、背中などに症状が出ることも珍しくないです。

しゃがむ時は、どちらかの足を前に出し、股関節と膝関節が曲がるようにしてあげると理想的です。

3、【呼吸が浅くなっている】

　ピンと来ない人が多いとは思いますが、呼吸が浅いことにより、姿勢がより悪くなることがあります。

呼吸が浅いと、胸郭が可動せず、固まってしまいます。

胸郭とは、胸椎(背骨)や肋骨、胸骨(心臓付近の骨)をまとめた呼び方で、中には肺などの臓器が収納されています。

本来、深く呼吸を行う際は、胸郭が開くことによって肺が広がり多くの酸素を吸入できるようになります。

そのため、浅い呼吸になることで、胸郭が閉じて猫背になりやすく、酸素の吸入量が減ることにより、集中力が無くなったり、疲労が取れにくくなったりします。

4、【ガニ股での歩行等】

　ガニ股だと何が悪いかというと、膝関節の負担になり、さらには骨盤の傾きが強くなります。

そもそもガニ股は、股関節の筋肉のアンバランスが原因になることが多いです。

内側の筋肉が弱って、外側の筋肉を使う機会が多くなると、足が外側に引っ張られてガニ股になります。

その状態だと膝が外を向いていて、靴を履く際など、しゃがんだり、立ち上がったりで関節に負担がかかり、場合によっては変形性膝関節症のリスクにもつながります。

最終的には、O脚になり正常な歩行ができなくなります。

また、ガニ股になると骨盤が後ろに傾きやすく(後傾)、重心がずれて、より姿勢が悪くなりやすいです。

そうなると、全身的な治療が必要になるため、姿勢を整えるのに時間がかかりやすく、放置することで、様々な症状や変形を引き起こします。

5、【長時間の同一姿勢】

　よく言われるいい姿勢。たとえどんなに良い姿勢でも、長時間続けてしまうとそれは体にとって負担になってしまいます。

なぜかというと、いい姿勢であっても重力に抗っている以上、筋肉を使って骨格を支えています。

そして、筋肉は縮むことはできても、自ら伸長することはできません。

ですので、いい姿勢で長時間いるということは、いい姿勢を保つための筋肉を常に縮めていることになるので、凝ってきたり、体が硬くなります。

悪い姿勢を続けるよりは、いい姿勢を続ける方が、体への負担は軽いですが、適度に全身の関節を大きく動かす機会を与えて、筋肉が伸び縮みするように心がけなければなりません。

つまり、運動不足は良くないということです。

運動も、仕事や散歩程度だと、動く関節が少なかったり、動く範囲が狭いので、体操やスポーツなどでより大きく体を動かしてあげる必要があります。

今回は、来院される患者さんの中でも姿勢の悪い人が主に行っている習慣・特徴を挙げました。

この中で1つでも心当たりがある方は、姿勢が悪い可能性が高く、それにより体の不調が出ている、もしくはこの先出やすいと思われます。

気になる方は、一度当院にご相談ください。