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〜怪我をした際の適切な対応〜 【意外と知られていない後々の影響】|小田原ゼロスポ鍼灸・整骨院小田原
こんにちは
コリフレッシュ鍼灸・整骨院363です!
今日は、外傷(怪我)について話していきたいと思います。
そもそも接骨院、整骨院とは外傷の専門家であり、捻挫・打撲・挫傷(肉離れ)・骨折・脱臼への処置が出来ます。
外傷処置の基本は、RICEを行います。
REST:安静
ICING:冷却
COMPRESSION:圧迫
ELEVATION:挙上
外傷の種類や時期によっても処置の方法は変わってきますが、急性期にはこの処置が行われることが多いです。
【安静】
怪我をしたのにも関わらず、運動をしてしまうと痛めた組織がさらに破壊されて痛みを増強してしまうだけでなく、怪我の治りを遅くしてしまったり、怪我が治った後も他の障害が残ってしまうこともあります。
怪我をした際は、できるだけ患部を安静にして、早く痛みを除去してあげる必要があります。
痛みがいつまでも残っていると、庇って他の場所の負担にもなりかねません。
【冷却】
怪我をした際には、その部分は損傷の度合いに合わせて、腫れてきます。
これは、細胞や血管が破綻して、中の血液や水分が流出したり、炎症と言って組織を治すための物資を運ぶ為に血管が拡張することにより起こります。
それに伴い、発痛物質というものが分泌されて、より痛みを誘発してしまいます。
それを予防するために、冷却をして血管の拡張を抑えて、鎮痛を図ります。
しかし、冷却には適切な時期があり、炎症があまり起きていないのに無闇に冷却しすぎてしまうと、組織を治すための物資が届きにくくなってしまうため、治りが遅くなることがあります。
その時期は、怪我の重症度や安静がどれだけ保てているのかにより変動するので、専門の方に診ていただくのが最善かと思います。
【圧迫】
細胞が破壊された際には、破壊されてできた隙間に水分が貯留して腫れにつながります。
その隙間を減らすために圧迫をして、腫れを最小限に抑えます。
また、触覚は痛覚よりも先に脳に伝達されるため、圧迫を行うことにより触覚の入力と腫れの抑制、圧迫により関節や筋肉の動きに制限をかけることができれば安静にもつながるので、一石三鳥になります。
注意点は、圧迫が強すぎると血流障害や神経絞扼により麻痺が起こる場合もあるために、適度な圧迫力が必要です。
【挙上】
基本的に静脈で回収しきれない細胞間の水分は、リンパ管で回収されます。
しかし、怪我をした際は通常よりも細胞間の水分が増えているので、リンパ管でも回収しきれません。
回収できないと、腫れや浮腫の原因になり、痛みの誘発や治りが遅くなります。
その対策として、心臓より患部を高く保つことで重力にて水分の回収を助けます。
ここまでが、外傷の急性期(負傷から3日前後)に行われる基本的な処置になります。
ではそのあとはどうするのか?
状態や急性期に正しい処置が行えたかにもよりますが、徐々に運動療法を行なっていきます。
運動療法とは、簡単にいうとリハビリです。
たかが捻挫にリハビリなんて必要あるのか?
と思われる方も多いかと思いますが、急性期で痛みの強い時期に庇って動いていたり、安静を保っていると神経の伝達が悪くなってきます。
そうするとその筋肉に力が入りにくくなり、庇っての生活が長期間続くことも珍しくありません。
それにより姿勢が崩れ、負担のかかる場所が限定されてくるとそれが原因で新たな痛みや怪我に繋がり、スポーツをやっている人は、そのパフォーマンスがとても落ちやすいです。
なので、リハビリを行って姿勢の崩れや庇いグセを予防します。
特に足関節・膝関節・股関節等の下半身に関しては影響力が強い為、自己判断するよりは一度しっかり治療を受けた方が日頃の生活やスポーツ等のパフォーマンスも改善します。
コリフレッシュ鍼灸・整骨院363で出来る事
当院では、数種類の治療法を提案できます。
マイクロカレント療法
鍼灸治療
テーピングや包帯等の固定具を使った処置
機能回復訓練(リハビリ)
もちろんこれらは状況や重症度に応じて、適切な治療法を選んでいきます。
怪我をした際は、一度ご相談ください!